米国科学財団(National Science Foundation:NSF)傘下の米国科学工学統計センター(National Center for Science and Engineering Statistics:NCSES)は3月14日、報告書「米国研究博士号取得者が学士号を取得した大学(Baccalaureate Origins of U.S. Research Doctorate Recipients)」を発表した。これによると、米国内で博士号を取得する学生の大半は、カーネギー分類(Carnegie Classification)グループR1「博士課程大学(研究活動が非常に盛んな大学)」に属する米国大学もしくは海外大学で学士号を取得していることが明らかになった。また、大学別にみると、科学工学(S&E)博士号取得者輩出数の多い大学学士課程上位50校のうち、49校がR1グループに属する大学で、S&E博士号と非S&E博士号の両方を含めると、博士号取得者輩出数の多い大学学士課程上位50校で学士号を所得した学生が、博士号取得者全体の約20%を占めた。その他の主な結果は以下の通り。

  • 博士号取得者が学士号を取得した大学を専攻主要8分野別(生命科学、物理科学・地球科学、数学・コンピュータ科学、心理学・社会科学、工学、教育学、人文科学・芸術、その他)に見ると、これら8分野で上位10校に挙げられた大学は合計29校。また、2分野以上で上位10校に挙げられた大学は6校。ミシガン大学アナーバー校(University of Michigan, Ann Arbor)は、全8分野で上位10校にランクイン。
  • 学士号付与数100人当たりの博士号取得者数でみると、S&E博士号取得者輩出数の多い大学学士課程上位50校のうち、25校はカーネギー分類グループ「学士課程大学(芸術科学及び多様な分野に重点)」に属する大学で、R1グループに属する大学は50校中21校。また、公立大学は50校中3校のみ。

National Center for Science and Engineering Statistics, Baccalaureate Origins of U.S. Research Doctorate Recipients

https://ncses.nsf.gov/pubs/nsf22321